臓腑病証⑤腎の病証について 【伊丹市の整体・鍼灸院ならからだ工房ZERO】
2020/05/23
(5)腎の病証
① 腎精の不足
《原因》 ❶ 先天の気の不足、過度の房事、栄養の吸収不良、慢性疾患
《病証》 ❶ 発育不良(五遅、五軟)、性欲減退、早老化
❷ 耳鳴り、難聴、めまい、歯の動揺、健忘
② 腎陰虚
《原因》 ❶ 先天の不足、房事過多、過度の出血や脱液、驚きや恐怖
《病証》 ❶ 腰や膝の軟弱化、めまい、耳鳴り
❷ 不眠、多夢、咽頭の渇き、便秘
❸ 五心煩熱、盗汗、午後の潮熱などの陰虚証
③ 腎陽虚
《原因》 ❶ 命門火衰ともいう。温煦機能の低下、気化機能の低下が現われる。原因として、老化による腎気虚、房事過多、先天の不足、他の臓の陽虚から波及するものなどがある。
《病証》 ❶ 全身性の冷え、温煦機能の低下により脾の運化機能が低下すると、未消化物を下痢する。陽萎、不妊症ともなる。
④ 腎気虚
《原因》 ❶ 腎の機能が低下した病証、腎気不固と腎不納気があり、先天の不足、労倦内傷、老化、慢性の気虚病証などがある。
《病証》 ❶ 腎気不固・・・腎の「封蔵機能が低下した病証、遺精、早漏、遺尿、小便失禁、流産しやすい、帯下などが起こる。これらは、腎気虚による腰や膝の軟弱化、耳鳴り、難聴
を伴いやすい。
- ❷ 腎不納気・・・喘息、呼吸困難、息切れなどが現れる。
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