八綱病証について 【伊丹市の整体・鍼灸院ならからだ工房ZERO】
2018/06/18
八綱病証について 【伊丹市の整体・鍼灸院ならからだ工房ZERO】
1)八綱病証
(1)四診
- 望診 視覚(舌診・顔面診)
- 聞診 聴覚 嗅覚 弁証論治
- 問診 問いかけ
- 切診 触診(脈診・腹診)
(2)八綱病証
① 病位の深浅(病位) 表証・裏証
② 疾病の性質(病情) 寒証・熱証
③ 正邪の盛衰(病勢) 虚証・実証
陽・・・表・熱・実
陰・・・裏・寒・虚
(3) 病位
1 表 ・・・ 表位とは、身体の最も浅い部位、表証とはこの部位に病が存在すること。
「悪寒」「発熱」「頭項強痛」「浮脈」、4つのうち3つあれば表証
外感病の初期に現れる。
舌は正常 ・・・ 薄白苔
※「悪寒」「発熱」は、両方ある。
※治療法は。風門と大椎にお灸
2 裏 ・・・ 裏位とは、身体の最も深い部位、裏証とはこの部位に病が存在すること。
「悪熱」「口渇」「便秘」「腹部膨満」「下痢」「舌苔厚」「沈脈」
※「悪寒」「発熱」は、どちらか一方。
3 半表半裏 ・・・ 表と裏の中間位、横隔膜に隣接する臓器類のある部位(肝・胆)を指し、こ の部位に病が存在するときを半表半裏証という。
「往来寒熱」「胸脇苦満(肝・胆)」「口苦」「咽乾」「眩暈(肝)」「脈弦(肝・胆)」
(4) 病情
A 寒熱
寒 ・・・ 「悪寒」「手足の冷え」「顔面蒼白」「寒性の下痢」「小便清長」 「唇の色は淡白」「舌苔は白で湿潤」「脈遅」
熱 ・・・ 「発熱」「煩躁」「顔が赤くほてる」「大便秘結」「小便短赤」「「口渇」「舌苔黄」「脈数」
※ 煩躁という症は気が火に従って上昇する症である。胸中の熱と不安を煩といい、手足をばたつかせることを躁という。
B 虚実 (疾病の過程における邪気と正気の闘争の状況の現れ)
虚 ・・・ 「呼吸や語勢が弱い」「自汗」「下痢」「小便頻数」「筋肉に弾力がない」 「喜按」「細脈」
実 ・・・ 正邪の闘争が激しい状態 「呼吸や語声が荒く強い」「無汗」「便秘」「小便の回数が少ない」「筋肉に弾力性がある」「拒按」「洪脈」
C 陰陽 (表裏・寒熱・虚実を統合したもの)
陰 ・・・ 生体反応が沈滞・減弱している病情 「顔色蒼白」「活気がない」「言葉が少ない」「手足を縮める」「悪寒や冷えを訴える」「脈状は、遅・弱・細・微」
陽 ・・・ 生体反応が発揚・増強している病情 「顔色紅潮」「活気がある」「言葉が多い」「手足を伸ばす」「炎症」「充血」「発熱」「舌質は紅」「脈状は、浮・数・滑・洪・実」
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