五臓六腑の五臓について 【伊丹市の整体・鍼灸院ならからだ工房ZERO】
2018/06/16
五臓とは、心・肝・脾・肺・腎のことをいう。
(1)心【君主の官】 ※心包は、【臣使の官】
① 心は神を蔵し、五臓六腑を統括する。「生の本」「君主の官」「五臓六腑の大主」
② 心は血脈を主る。
③ 心の状態は、顔面の色艶に反映する。
④ 心は。舌に開竅する。
⑤ 心の液は汗である。
(2)肝【将軍の官】
① 肝は魂を蔵し、判断力や計画性などの精神活動を支配する。
② 肝は血を蔵す。
③ 肝は筋を主る。
④ 肝の状態は爪に反映する。
⑤ 肝は目に開竅する。
⑥ 肝の液は涙である。
⑦ 肝は疏泄を主る。肝気がのびやかであれば気も順調にめぐり、精神ものびやかで葛藤もなく、胆汁の分泌もよく、脾胃の消化を助ける。疏泄の働きが悪くなると気滞、精神抗鬱、イライラして怒りっぽくなる(肝鬱気滞)。
(3)脾【倉廩の官】
① 脾は営気を蔵し、後天の本となる。
② 脾は、運化・昇清・統血を主る。脾は胃と一体となって働き、飲食物の消化や吸収を司り、後天の精を取り出し、肺へ送り(昇清)、気・血・津液に変化して全身に送り出す(水穀の運化)。
統血とは、営気を脈中に送ることにより、血が脈外に漏れずに、順調にめぐるようにする働きである。
③ 脾は肌肉を主る。
④ 脾は口に開竅し、その状態は唇に反映する。
⑤ 脾は津液を作り出す。
⑥ 脾の液は涎である。
(4)肺【相傅の官】
① 肺は気を主り、心を扶けて、臓腑や器官の働きを調節する。
② 肺は皮毛を主る。
③ 肺は鼻に開竅し、その液は涕である。
④ 肺は宣発・粛降を主り、水の上源となる。宣発とは濁気を吐き出したり、津液と気を全体に散布したり、腠理を調節することを指す。粛降とは、清気を吸い込んだり、津液を腎・膀胱に下輸したり、気道を清潔にすることを指す。
(5)腎【作強の官】
① 腎は、精を蔵し、生命力の根源である原気をもたらす。
② 腎は、津液(水)を主り、全身の水分代謝を調節する。
③ 腎は、骨を主り、その状態は髪に反映する。
④ 腎は、耳と二陰に開竅する。
⑤ 腎の液は、唾である。
⑥ 腎は、納気を主る。
肺は呼気を主り、腎は吸気を主る。
臨床 腎不納気;少し歩いただけでも息切れする。呼吸困難
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